通称桜山神社 宮司 佐藤昭典

宮司5
 水戸に住所を移して、間もないころ、市役所から一通の葉書が届きました。
 「水戸市民になった記念に梅の苗を差し上げますから、引き換えに来てください」そんな内容だったと思います。
 苗一本のためにわざわざ行くのか、と一瞬思いもしたのですが、小指ほどの梅をいただき「育ってくれよ」と祈りつつ、参集殿の脇に植えさせていただいた。
 あれから三年が過ぎ、梅は小さいながらも枝いっぱいに花を咲かせてくれている。
 梅の苗木を植えた同じ頃、桜の里親を募りました。
 この杜をさらに桜で一杯にしよう。桜を愛で、散っていった若者たちの御霊を慰めようと、里親を呼びかけたのでした。苗木は総代の山内さんが奉納してくださいました。
 15年の春、約百本を、職員の手で一本一本植えさせていただいた。それ以後、毎年植え続け、200本にもなりました。
 今年はもうすでに何本かつぼみを持っているもあります。
 さくら山にが訪れたのです。
 里親が集う桜まつりも4月3日開かれ、大いに盛り上がりました。一年ぶりの桜との対面でした。
 さて、今年は終戦60年の記念ですね。
 育つ桜を愛でるにつけ、少しでも御霊に喜ばれる奉仕をと、胸高鳴る重いです。
 総代さんや、ご遺族、崇敬者の皆々様のご理解もありがたいことです。
 とりわけ、ご後援、ご指導いただいています、ボランティアグループ「さくら山フォーラム」 「VIBE」の皆様には今年も活躍をお願いしたい。
 言う迄もないが、ご神前においては、明るく、神も人も楽しく「神人和楽」の楽しい企画を期待しています。
 この社はかつて通称「桜山神社」とも呼ばれていました。名前の復活を願い、さらに御神徳が広まればと思うこのごろです。
 今年は例年にも増した桜の霊力がいただけるように、若桜が育ってきました。
 今、流行りの「マツケンサンバ」が平成の「ええじゃないか」と言われているようです。天から御札が舞うように、天地の恵み、桜の霊力が、皆様にいきわたりますよう、さくら山からお祈り申し上げ、ご挨拶といたします。

再拝

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