平成16年のお正月は暖かく好天にも恵まれ、年越しを神社で迎えようと若い人達でいっぱいであった。
 桜色のおみくじが木々に結ばれ、まるで桜が咲いたようであり、それはそれは、幸先のよいおだやかな年の始めでした。
 松の内も過ぎた頃、神社役員の1人がロータリークラブの年始の集まりの席でのこと、「護国さんも良い神社ですから1度お参りください」と、となりの席の人に声をかけたところ、「護国神社というのは、右翼の人達の参拝するところじゃないのですか」と言われたという。「宮司さん、こんな認識なのですよ」と話され愕然とした。
 2月のこと、行事の打ち合わせのため来社された御婦人が発した最初の言葉は、「ここはお化け屋敷と呼ばれていたんですよ。私たちが若いころ、お花見に来ても、ここはいいのと言ってお宮の中には入らなかったの」
 そして3月、偕楽園では梅まつりが開かれていて、たいへんな賑わいである。観梅の帰りに立ち寄った、これまたご婦人の言葉、「気持ち悪かったのよ、ここは。うす暗くて」
 そんなことを何度も聞かされご祭神が喜ばれるはずもない、申し訳ない、「じゃあ、変えましょう!」闘争魂に火が付き、心新たな1年が始りました。
 参拝の記念に、自由に書き込んでもらっている「落書帳」を読ませていただくと、
素敵な神社です。桜のころまた来ます」
「参道のお花がとてもきれいでした」
きれいな神社ですね、心が安らぎました」
「二人で幸せになれそうです、涙が出ました」などと書かれている。
 読むにつれ、一人でも多くご参拝いただき、幸せを授かっていただきたいものと祈る日々です。
「しあわせの杜」と言われる日もそう遠くないことだと胸に秘めている。
 今後とも遺族会、崇敬会を始め参拝の皆様のお力添えをお願い申し上げ、お一人お一人の力を結集したいものです。
 先のご婦人たち、お帰りになられるとき「でも、変わったわここの御社……」うれしい言葉でした。職員にとって何よりの励ましとなりました。
 しあわせの杜から、皆様のご健勝をお祈りしつつ、ご挨拶を申し上げます。
              
 平成16年4月1日   再拝


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